外付けキーボード (HHKB vs Keychron)

Mac標準のキーボードに慣れて、そこそこ快適に利用したいたのですが、在宅勤務が増えて自宅で腰を据えて使うには物足りなくなってきたので、Happy Hacking Keyboard と Keychron を購入して比較しました。どちらも利点が多く、紆余曲折していますが、今は Keychron K7 を利用しています。

非常に主観的な比較です。何を重要視するかに依って評価は大きく異なると思います。

Happy Hacking Keyboard (以下、HHKB)

Realforce と人気を2分するメカニカル キーボード。20年以上前の、Palm利用時代から名前は聞いたことがありましたが、2020年になって買ってみました。

Happy Hacking Keyboard|PFUダイレクト

Keychron

比較的安価なメカニカルキーボードですが、軸を交換できます。通常サイズと薄型の2種類があり、薄型は持ち運びに便利です。

Keychron | Wireless Mechanical Keyboards for Mac, Windows and Phones

Keychron K1 SE (以下、K1)

Keychron K1 SE Wireless Mechanical Keyboard (Version 5)

  • ファンクションキーあり
  • テンキーなし
  • 矢印キーあり

Keychron K7 (以下、K7)

Keychron K7 Ultra-slim Wireless Mechanical Keyboard

  • ファンクションキーなし
  • テンキーなし
  • 矢印キーあり

前置き

在宅勤務がメインとなり、仕事も少々減ってきたので、モチベーション向上のため、2020年の5月に HHKB を購入しました。最初は無刻印にして、完全なるブラインドタッチの練習をしようかとも思いましたが、流石に無理があると思い、墨モデルにしました。

メカニカルキーボードとして人気あるモデルだけあって、そのタッチの気持ちよさに感動し、入力がとても楽しくなりました。それからは出張時も必ず持ち歩くようになりました。確かに荷物は増えてしまうのですが、それを補って余りある気持ち良さで、なんでもノートを取りたくなってしまいます。

出張時は TUMI のロールトップ バックパックを使っていて HHKB と数日分の着替えを持ち歩くのに何の不便もありませんでした。しかし、昨年末にずっと欲しかった HERZ の ソフトダレスバッグ を入手したところ、容量が少なくなり、荷物を減らす必要が出てきました。

元々、HHKB は場所を取るし、ちょっとした重さもあると思ったのですが、鞄を小さくすることでそれが顕著に感じられるようになりました。着替えは帰宅直前に洗濯して会社に置くようにしましたが、それでもキーボードがちょっと場所を取ります。

せっかく買った鞄が活用できないと後悔したのですが、荷物を減らすことに注力すべきだと思い、他のキーボードを探すことにしました。ネットで色々と調べていると Keychron のキーボードの評判がよく、矢印キーもある割に HHKB と大きさもそんなに変わらないことを知りました。HHKB は買うのに結構な勇気を要しましたが、Keychron はお手頃価格なので、とりあえずは試しに買ってみました。

HHKB を半年程度、K7 を4ヶ月程度、メインに使ってきました。久し振りに両方を切り替えて使ってみて、その違いを改めて認識したので、ここで主観的比較結果をまとめておきます。

比較

持ち運び

  • HHKB
    • きっちりと位置合わせを行えば MacBook に置いて利用できるが、キーボードブリッジを使った方が無難
    • 厚くて重い
  • K7
    • 底面のゴム位置が絶妙で、そのままMacBookに置ける
    • 薄くて軽い

バッテリー

  • HHKB
    • 乾電池を利用、充電池が劣化することなく数十年使える
  • K7
    • 長持ちしないが、USB-Cで充電可能

打鍵感

  • HHKB
    • しっかりとしたストロークで、気持ちよく打てる
  • K7
    • 軸を交換できて、自分好みにカスタマイズできる

値段

  • HHKB
    • セールで少し安くなる時もあるが、自分は 35,000円で購入
  • K7
    • 軸を交換しても100ドル以内

キー

  • HHKB
    • キーはミニマム、Fnキーで設定
    • キー配列は自由に設定可能
  • K7
    • 軸を交換可能、矢印キーあり
    • キー配列はOS側のアプリで変更

その他

  • HHKB
    • 無刻印を完全にノールックで使用できるとドヤ顔できる
  • K7
    • 他の人と被ることが少ない

総括

HHKB は極限までキーを減らし、カーソルキーもFnキーを利用する必要はあるが、キー配置をフルカスタマイズできる。Fnキーの組み合わせを独自で増やし、自分にとって最適なキーボードを作り上げる楽しみがある。

K7 はハード的なカスタマイズに重点を置き、キーごとに打鍵感を変えることができる。カーソルキーが独立していることは大きなメリット。

完全据え置きで利用するなら、HHKB の方が満足感は高いが、自宅/オフィス/出張先と持ち歩きまで考えると少々厳しい。K7 は持ち歩きや買い足しも容易だが、10年後も使い続けているか疑問あり。

とりあえずは K7 をメインで使う予定ですが、出張頻度などにより使い分けは変わってきそうです。

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